『FINAL FANTASY IV Celtic Moon』 [- FF関連]
前々から欲しかったFFのアレンジCD『FINAL FANTASY IV Celtic Moon』(以下『Celtic Moon』)と『FINAL FANTASY V DEAR FRIENDS』を手に入れました。今回は『Celtic Moon』について。
このCDは全曲アイルランドで収録されて、アレンジも向こうの方がやったというまさにアイリッシュなアレンジCDです。
収録曲は以下のとおり。
楽器が奏でる音の揺らぎ。
これがなんとも悲しく聞こえちゃう。
そのくせ明るくするところはホント明るく、という感じで。
オーケストラのような豪華さは無いけれど、素朴で、表情豊かで、繊細。
伝統音楽の良さっていうのは、そういうところにあるんだと思う。
ちなみに結構アレンジされてます。原曲に忠実ではないけれど、アレンジの完成度は結構高いと思います。
1曲目はある意味で『FF』の顔である「プレリュード」のアレンジ。悪くはないんだけど、前菜のようなイメージです。2曲目「PROLOGUE...」からがメインという印象を受ける。
2曲目は前奏に続き「FINAL FANTASY」のメロディが流れる。素朴なんだけれども、結構豪華な感じになっています。
間にのんびりとしたアレンジをはさんでまた「FINAL FANTASY」に戻ってくる。
幕開け。
3曲目「CHOCOBO-CHOCOBO」は曲の中ほどでいきなりリズムが変わるのに少し驚かされます。が、リズムが変わった後はまさに「アイリッシュ」の陽気な曲。こういう「チョコボ」もいいよなぁ。
5曲目「MAIN THEME OF FINAL FANTASY IV」。
この曲は『FINAL FANTASY Vocal Collection II -Love Will Grow-』でボーカルアレンジされているのですが、その曲がかなり好きで・・・・。この曲とボーカル曲の音色が似ていることもあって、ついついボーカル曲の方を想起してしまいます。
後半の弦楽器、でしょうか・・・・ここら辺はボーカル曲とはまた一味違ってて美味しいですね。
4、6~8曲目はかなり有名どころ、かな。好きな曲です。
9曲目以降は私的にはあまり好みではない曲たち(14、15曲目を除く)。
前半に比べるとちょっと弱いんですよね。もちろん嫌いではないけれど。
14曲目「RYDIA」は一貫した穏やかさが良い。安心感を与えてくれる曲です。
終わりを感じさせる。15曲目が残ってるけど。
そういう風に聴くと15曲目「TROIAN BEAUTY」はボーナストラック的な部分があるのかな。
綺麗な曲ですが、終わりに持ってくるよりかは最後から2曲目とかに置いて欲しかった。
14曲目と15曲目が逆だったら良かったのに、と思う。
とかなんだかんだいいつつも、このCDはかなりいいです。
自分的にはFFのアレンジ盤の中でも5番目ぐらい。『FINAL FANTASY Vocal Collection II -Love Will Grow-』に匹敵する良さです。(自分で書いててなんだけど、わかりにくいなぁ・・・・。)
先にも書いたけど、すごく素朴で繊細で、音の向こうに奏者を感じる、そんなCD。
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